Rays Studio

- ブログ

中小企業

求人広告費が1人採用ごとに30万円超?中小企業こそ自社求人ページで採用コストを変える理由

HIRO

2026/6/7

正直、求人広告って高いですよね。

「リクナビ」「マイナビ」「Indeed」に掲載するたびに費用が発生して、採用できなければまた追加出稿。毎回それを繰り返しているのに、なかなか採用につながらない——そんな悩みを抱えている中小企業の経営者・人事担当者は、実はとても多いんです。

こうした状況を根本から変えるのに有効なのが「自社採用サイト・求人ページ」です。大企業だけのものだと思っていませんか?むしろ、採用に苦労している中小企業にこそ効果が高いツールで、広告費の削減から採用ミスマッチの防止まで、複数の課題を同時に解決できます。

この記事では、求人広告費の実態から自社採用ページが持つ効果、そして実際に何を載せればいいかまで、経営者目線でお伝えします。


求人広告費、1人採用するたびにいくらかかっているか知っていますか?

「求人広告費なんて1回の出稿で終わりでしょ?」と思っているなら、ちょっと待ってください。採用のたびにかかる外部コストは、積み重なると相当な金額になります。

マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」によると、1社あたりの中途採用費用総額の平均は650.6万円、採用人数は平均20.8人でした。単純計算では1人あたり約31万円という水準です。

これは主に求人広告費・人材紹介料などの外部コストが中心の数字。書類選考・面接担当者の人件費・入社後の教育コストといった内部コストまで合算すると、実態はさらに積み上がります。

専門職・ITエンジニアに絞れば、外部コストだけでさらに跳ね上がります。エンジニアの求人広告費用の採用単価は1人あたり57万円を超えているというデータもあります(マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」)。

中小企業では、年間の採用人数がそもそも3〜5名程度と少ないことも、1人あたりコストが割高になる構造的な要因です。採用管理の固定費は募集人数にかかわらず一定にかかるため、採用人数が多い大企業と比べて、1人あたりに換算したときのコストが高くなります。

「出稿→費用→採用できたら御の字」というサイクルを繰り返しているかぎり、採用コストは積み上がる一方です。この構造に気づいていない中小企業は、意外とまだ多いんですよね。


求人サイト依存の落とし穴——広告を出し続けても採用できない本当の理由

「Indeedに出しているのに応募が来ない」「応募があっても面接に来ない」という声はよく聞きます。これ、求人媒体が悪いわけではないケースが多いんです。

株式会社ベイジが実施した「中途採用における採用サイト利用実態調査2024年度版」(n=3,317名)によると、入社を決めた企業について60.99%の求職者が採用サイトを閲覧しています。しかも「会社を認知した直後」に訪問するパターンが多く、求人を見てすぐに採用ページで会社を確認する行動は、転職活動の標準的な流れになっています。

そのとき採用情報がない、もしくは数年前から更新が止まったページしか出てこなかった場合、どうなるか。

「本当に採用してるの?」「なんか怪しい」——そう思われて、応募せずに離脱されます。同調査では「情報が少ない」採用サイトが悪印象を与えると答えた求職者が49.47%にのぼっています。

求人広告はあくまで「きっかけ」でしかなく、最終的に応募の決め手となるのは「この会社、信頼できそうか」という確認作業です。自社Webサイトに採用情報がない・薄いと、せっかく求人広告で呼んだ求職者を次のステップで取りこぼし続けることになります。

さらに深刻な問題があります。2025年版中小企業白書(中小企業庁)によると、中小企業で人材が「不足している」事業者ほど、採用後の定着率「3割未満」の割合が高いことが示されています。採用できても辞めてしまう——これは、採用前に企業文化や働き方のリアルを十分に伝えられていない「採用ミスマッチ」が一因です。

広告費を増やしても、この流れを変えないかぎり採用はうまくいかない。そのことに気づいた中小企業が、自社採用ページの整備に動き始めています。


自社採用ページが生む3つの効果——コスト削減だけじゃない

では、自社サイトに採用ページを作るとどう変わるのか。効果は大きく3つあります。

① 求人広告費の長期的な削減

自社採用ページは一度作れば、更新しながら継続的に使える「資産」になります。Googleしごとは、自社サイトに求人情報をJobPosting形式の構造化データで記載するだけで、Google検索上に求人を表示できる仕組みがあります。また、求人ボックスのような求人検索エンジンも自社サイトをクロールして無料掲載してくれる場合があります。こうした仕組みをうまく活用することで、広告費ゼロの応募経路をつくることも可能です。

「毎回の出稿費」から「ほぼ維持費だけの固定経路」に変わるだけで、採用単価は大きく変わってきます。

② ミスマッチを防ぎ、定着率を上げる

社員インタビュー・1日のタイムライン・職場の雰囲気写真——こうしたリアルな情報を掲載することで、「思っていた会社と違った」を入社前に解消できます。応募数を増やすより定着率を上げるほうが、中長期では採用コストの削減効果が大きいことも覚えておきたいポイントです。

③ 企業の信頼性・採用ブランドを底上げする

整った採用ページは会社のブランディングにも直結します。「人を大切にしている会社」という印象は採用だけでなく、取引先や既存社員にも好影響をもたらします。小規模でも誠実に作られた採用ページは、大企業に負けない信頼感を生み出せます。


採用につながる求人ページに必要な5つのコンテンツ

「ページさえ作れば応募が来る」というわけでもなく、内容次第で効果は大きく変わります。実際に採用につながっているページには、以下の5つが揃っていることが多いです。

  • 具体的な仕事内容・求める人物像:「コミュニケーション能力がある方」ではなく、「週3回のミーティングで意見を出し合える方」のように、働くイメージが湧く言葉で書く。抽象的な表現は若手・専門職には刺さりません。

  • 社員インタビュー・現場の声:経営者目線の言葉ではなく、実際に働いている人の生の言葉が安心感を生みます。特に20代・第二新卒・専門職への訴求に効果的です。

  • 職場の写真・1日のスケジュール:リアルな働き方を視覚的に見せることで、応募前の「ここ大丈夫かな?」という不安が消えます。写真1枚が文章10行分の安心感を生むこともあります。

  • よくある質問(FAQ):「試用期間は?」「在宅勤務はできる?」「残業はどのくらい?」——求職者がGoogleに打ち込みがちな疑問に、ページ内で先回りして答えておくと離脱率が下がります。

  • わかりやすい応募導線:応募フォームが複雑だったり、「まずはメールで問い合わせを」しかなかったりすると、そこで逃げられます。スマートフォンから60秒以内で応募できる設計が理想です。


まとめ

求人広告費の高騰は、中小企業にとって本当に重くのしかかっています。でも、採用がうまくいかない原因は「広告費が少ないから」だけではなく、「自社の魅力が伝わっていない」「求職者が調べたときに信頼できる情報がない」という部分に潜んでいることが多いんです。

自社採用ページを持つことは、広告費削減・採用ミスマッチの低減・企業ブランドの構築という3つをまとめて狙える、コストパフォーマンスの高い施策です。一度作れば継続的に使えて、積み上がっていく採用資産になる——それが自社採用ページの最大の強みです。

まだ採用ページがない方は、今がつくり時かもしれません。


Rays Studioでは、中小企業・個人事業主向けのWebサイト制作・採用ページ制作を承っています。採用ページの新規作成から、既存サイトへの求人ページ追加、Googleしごとへの対応設定まで、幅広く対応しています。「何から始めればいいかわからない」という段階からでも、ぜひお気軽にご相談ください。

Web制作に関するご相談・お問い合わせはこちら

Webサイトの制作やCMS構築、サイト改善のご相談、運用・効果計測など、お気軽にご相談ください。